AIにゴーストライターをしてもらう

この記事は、SYSKEN Advent Calendar 4042sin(π/6) √225日目の記事です。

 

はじめまして、硝酸坂 魂之助(しょうさんざか たましいのすけ)です。

突然ですが皆さん小説は好きですか?私は毎朝食べています
最近のおすすめは『沙耶の唄』です。おいしいよ

さて、皆さんが活字を読んでいるとき、ふいに抗い難い衝動
駆られる事があると思います。それは……

小説を書きたい!!!!

という衝動。みなさんも持っています。なんなら文章を書くことにはドクペの5倍程度の中毒性があるのでしばらく書かないと蕁麻疹が出ます

自分で小説を書けば夢の自給自足生活。現代社会の荒波に飲まれた我々にとっては、個別√に入ったヒロインからの名前呼びと同じくらい甘美な響きです。仮に世界中の小説家が異世界転生しても自分一人で小説を生み出し続けることができます。

しかし、まともな文章を書くのは技術が必要です。その技術を磨くには、攻略情報を見ずに神岸あかりを攻略するくらい血のにじむような努力が必要でしょう。ToHeartを自力攻略できなかった私には不可能と言っても過言ではありません。そこで私はゴーストライターを雇うことにしました

AIのべりすと

ご存じの方も多いと思いますが、彼はAIのべりすとといいます。序文から勝手に続きの文章を作ってくれるスグレモノです。最近の技術ってすごいですね( ◜‿◝ )。
それでは早速作ってみましょう:D。

おせち料理。それは全人類が泣いて喜び、目の前に置かれれば飛びついて貪る魔性の料理。
ここ妖精の国では、段ボールを使っておせち料理を作る全国大会が開かれていた。
ここに、地雷系女子のコスプレをした妖精が一人。
彼女の名は5ギガバイト・遠藤。皆からは5Gと呼ばれている。
彼女は今、大会で作るおせちの材料を調達するため、農園に来ていた。
「うーん、この段ボールはまだ熟してないわね……」

まずは序文を打ち込みます。こんな感じでいいでしょう。アイデアが出ないときは広辞苑を適当に開いてみてそこから連想してください。ちなみにわたしは辞書を適当に開いたら、「禁断」という言葉が出てきました(これはマジ)。かっこいいですね

序文ができたら、とりあえずAIに続きを書かせてみましょう。

続きの文を書く」ボタンを押すと続きが生成されます。

5Gが持ってきたのは、彼女が栽培した新鮮な段ボールだった。
これはとてもおいしい食材なので、早く食べたいのだが……まだ少し早いようだ。
そんなとき、1人の青年が現れた。彼はどうやらこの大会に興味があるらしい。
「へえ~、面白そうな大会ですね」
その青年の名前は8ビット・八神。皆からは8Bと呼ばれている。 8Bもこの大会に参加すべくやってきたのだ。
しかし困ったことに、農園で必要な野菜は全て他の参加者に取られてしまっていた。

恐ろしいことに新キャラが出てきました。ネーミングセンスが非常に冴え渡っていますね。5ギガバイトから8ビットというのはかなりスケールダウンしているように見えますが、どうなんでしょうか。
大会に参加するために来たのに大会のことをよく知らない体でいっているのが気になりますが、普通にいい感じの文章を出力してくれますね。

基本の使い方はこんな感じでOKです。次は設定について見ていきましょう。

まずは「文章スタイル」ですね。おすすめは小説っぽいいい感じの文章を綴ってくれるオルタナです。クリエイティブにすると整合性を無視した狂人の発想を出してくれます。

色々いじれるようになってはいますが、基本的にはメモリをいじればどうにかなります。ストーリー設定を開きましょう。

メモリにはAIに覚えておいてもらいたい設定を書いておきます。この小説の設定は、

・妖精の国では地雷系女子のコスプレが流行っている。
・妖精の国では段ボールを材料にした料理が一般的。
・段ボールは畑から収穫する。
・主人公は5ギガバイト・遠藤。
・ライバルの名前は8ビット・八神。

こんな感じです。途中で新しい設定が出たら秘伝のスープめいて継ぎ足しておきましょう。

こうして出来上がった文章がこちらになります


『終焉の地雷 -WORLD’S 遠藤-』

著:硝酸坂 魂之助 feat.AIのべりすと

 おせち料理。それは全人類が泣いて喜び、目の前に置かれれば飛びついて貪る魔性の料理。
ここ妖精の国では、段ボールを使っておせち料理を作る全国大会が開かれていた。


ここに、地雷系女子のコスプレをした妖精が一人。
彼女の名は5ギガバイト・遠藤。皆からは5Gと呼ばれている。
彼女は今、大会で作るおせちの材料を調達するため、農園に来ていた。
「うーん、この段ボールはまだ熟してないわね……」
5Gが持ってきたのは、彼女が栽培した新鮮な段ボールだった。
これはとてもおいしい食材なので、早く食べたいのだが……まだ少し早いようだ。


そんなとき、1人の青年が現れた。彼はどうやらこの大会に興味があるらしい。
「へえ~、面白そうな大会ですね」
その青年の名前は8ビット・八神。皆からは8Bと呼ばれている。
8Bもこの大会に参加すべくやってきたのだ。

しかし困ったことに、農園で必要な野菜は全て他の参加者に取られてしまっていた。
野菜が無くなったせいで、おせちに入れるはずの海鮮類が足りない。これでは優勝できない。


そう思ったその時、ふと後ろを見ると、そこには新鮮な魚がたくさん泳いでいた!
「おおっ!」
8Bはさっそく釣竿を用意して釣りを始める。
釣りをしている最中、隣には先ほど声をかけた5Gの姿があった。
彼女も新鮮な段ボールを探していたらしく、二人は意気投合し共に段ボールを探すことにした。


 そしてついに二人同時に見つけた。それも沢山ある。
早速二人は箱を持って帰る準備をする。だがそのとき、偶然にも2人は手を触れてしまった。
2人が手に触れると同時に、箱の中身が溢れ出た。その中には大量の段ボールが入っていた。
どうやら2人分の段ボールをゲットできたらしい。2人は協力して箱を運ぶ。
「ふう……なんとか運び終わったな……」
「まさか2人でこんなに持てるなんて思わなかったわ……」
こうして二人は無事に農園へと戻ってきた。


二人が持ってきた荷物を見て、皆は歓喜する。
「すごいぞお前達!!」「これで料理が作れるぜ!」
「今日はお祝いだー!!」
こうして無事おせちが完成した。
優勝者である5ギガバイトと8ビットにはそれぞれ一つずつプレゼントが贈られた。
彼らはそれを喜んで受け取り、幸せそうに帰っていった……。
―――完―――


………………

…………

……

は????????????

🤔🤔🤔🤔🤔🤔

……ものすごく中途半端なところで終わってしまいましたね。
なぜ野菜がなくなると海鮮類が必要になるのか、なぜ畑で魚が泳いでいるのか、なぜ段ボールの中に段ボールが入っているのか、何故戦ってすらないのに優勝した気でいるのか、謎が謎を呼んで最後にすべて投げ捨てる素晴らしい構成です。

しかし文章が破綻していないのは普通にすごいと思います。というかめちゃめちゃすごいです。人間とAIが協力すれば普通にクオリティの高い文章が生まれてくる気がします。みなさんもぜひ試してみてください

今回の記事はここまでです。次は、『終焉の地雷 -WORLD’S 遠藤- 獄炎の覇王編』で会いましょう。

次に誰が投稿するかは私も知りませんが、とりあえず楽しみにしておいてください。
それではさよなうら~ノシ

 

・おまけ

実際に使ったアイデアメモ

アイキャッチ使用素材:写真AC


“AIにゴーストライターをしてもらう” への1件のコメント

  1. 匿名 より:

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