PCを組むのはプラモと同じ

みなさんはPCを組んだことありますか?  え、ない?! どうして組まないんですか?

ふむふむなるほど、難しそうだと。全然そんなことないですよ!

というわけで今回は自作PCの組み方について紹介します。

この記事はSYSKEN Advent Calendar 2021の18日の記事です。

今回参加者が少ないため2週目に回ってきました、お久しぶりです部長です。強制的に部員に書かせればよかったかもとちょっと後悔しています。

 

自作PCを作る上で必要な手順は以下の4つです。

  1. スペックの目安のためにするであろうこと、予算を決める。
  2. 必要スペックを確認する。
  3. パーツを選ぶ。
  4. 組み立てる。

みなさんがハードルと感じているのはどこですか、やっぱりパーツ選び? それともスペック選び? スペック選びは自分でパソコンを組まなくてもPCを買うときには必要となるのである程度わかるようにしておくとお得にPCを買えると思います。

では早速やっていきましょう。???「やっていくぜ!」

 

するであろうこと、予算を決める

ここではPCを買った後に何をするのか、何のためにそのPCを買うのかを決めていきます。漠然とすごいPCが買いたい、というのでもいいのですがそれでは予算が膨れ上がってしまいます。買ったPCで何をするのか、Illsutratorでデザインをするのか、クリスタで絵を描いていくのか、BlenderでCGを作るのか、DaVinci Resolveで動画編集をするのか、Wordでレポートを書くのか。これを決めなくてはPCを組むにしろ買うにしろ必要スペックの目安が立てようがありません。まずは目的を決めておきましょう。

先に予算を決めておくのもアリです。決めた予算の中でできる限りCPUが強いPCを組む、GPUが強いPCを組む、ストレージが大きいPCを組む、こんなものでも十分目安になるのでまずは目安を決めましょう。

 

必要スペックを確認する

したいこと、予算が決まったらそれらをもとに必要スペックを決めていきます。動かしたいソフトが具体的に決まっているならそのソフトのサイトに行ってみましょう。そこに推奨環境というものが書いてあることがほとんどです。複数動かしたいソフトがあれば最も重いソフトを目安にします。今回はAdobeのPremiere Proを動かすことを前提に考えてみます。Adobeの公式サイトの推奨スペックは以下の通りです。(全体のSSができなかったので一部抜粋)

 

Premiere Proの最小仕様は比較的軽いですね。ですが、ここでは最小仕様は見ません。最小仕様はかろうじてアプリが起動できる程度のものがほとんどです。何かを作る際には推奨仕様以上のスペックを見ましょう。ここでPCのスペックの見方がわからないというあなた、PCはとにかく数字が大きいほど強い[要出典]んですよ。

ここで重要になる部分は3つです。プロセッサー(CPU)、メモリ(RAM)、グラフィックス(GPU)の3つ。この3つがPCのスペックに最も大きく影響してきます。もちろんストレージも影響してきますがここでは割愛。何やら色々推奨使用の部分には書いてありますがざっくりまとめてみます。

  • CPU:Intelの7世代以上 or Ryzen 3000番台
  • RAM:16GB以上(できれば32GB以上)
  • GPU:VRAM4GB以上(できれば6GB以上)

さて、ある程度必要スペックがまとまってきました。では次に移りましょう。

パーツを選ぶ

続いて、先ほど調べた必要スペックをもとにパーツを選んでいきます。

最小にCPUから見ていきます。

僕はAMDが好きなのでまずはAMDから。AMDのいっぱんのごかてい向けのCPUはRyzenというCPUとThreadripperというCPUを出しています。EPYC ? 知らない子ですね。Threadripperはその名の通りCPUのコアがたくさん積んであるCPUでかなりハイスペックのCPUです。排熱の問題とか電源の問題とかが出てくるのでいきなりこれを選ぶことはまずないでしょう。ということでRyzenについて詳しく見ていきます。Threadripperも厳密に言えばRyzenだけど

さてここにWikipediaから持ってきた3000番台以上のデスクトップ向けRyzen CPUの表があります。うーんわからんというそこのあ〜た、私先ほど申し上げましたでしょ、PCは数字が大きいほど強いんですのよ。

というざっくりした説明ではおそらく腑に落ちないと思われますので解説していきます。PCはCPUのクロックと呼ばれる電流のON/OFFで動いています。ほんまか? クロック周波数というのがそのクロックを1秒間に何回行うかというものを示した指標になります。

え、Threadripperの方がRyzenよりもクロック少ないじゃんと思ったそこの君!さっき僕は何て書いたか覚えているかい? そう、Threadripperはコアがたくさん積んであるCPUと言いましたね。CPUはその処理を行うコアと呼ばれる装置が1つのCPUに複数積んであります。コアが2つあれば2つのことを同時に、4つあれば4つのことを同時といったふうにコアがたくさんあると同じクロック速度でも同時にこなせるタスクが増えていきます。また、カッコで書いてあるスレッド数というものがあります。昨今のCPUのほとんどがSMT(同時マルチスレッディング)という技術に対応していいます。これは1つのコアで複数の処理を同時に行えるようにする技術で、これが搭載されているCPUでは2コアであるにも関わらず4つの処理を同時にこなせるということができます。つまりCPUはクロック周波数が高く、スレッド数が多いものが高性能ということですね。ちなみにTDPは消費電力です。

しかし闇雲にスペックを上げるだけでは値段も上がってしまうのでそのちょうどいいところを見つけなければいけません。Ryzenの場合4桁の数字の頭の1桁が世代を表します。4000番台はデスクトップ向けCPUにはありませんが1000番台から現在5000番台までが開発されています。今回は実際には組みませんが組むと考えてコスパを両立できているものを選んでみましょう。Ryzen5 5600Xあたりがほどほどに良さそうですね。

続いてメモリ(RAM)です。

RAMは、CPUが処理に使う大きめのデータを一時的に保持しておく装置です。一般的には作業机の広さと表現されることが多いですね。(より高速で容量の小さいものはキャッシュです。CPU内部にあります。こちらは手の大きさあたりでしょうか。)こちらも大きい方がいいとされていますが、CPUには認識できるRAMの上限があります。Ryzen5 5600Xの場合は126GBになります。(AMD公式サイト参照) これまたたくさん積みすぎると値段も跳ね上がりますので今回は32GBにしておきましょうか。昨今のPC事情は16GBあれば人権が得られ、32GBあれば安心と言われているのでまぁ妥当な判断だと思います。

ここで注意するのがメモリの規格です。現在主流のメモリはDDR4とばれる規格で、このCPUもDDR4を使用するのですが、いまだにDDR3を使用するPCも残っており、買う際には注意が必要です。また、Amazonなどでメモリを探すとDDR4-3200やDDR3-2633などと規格の後ろに4桁の数字があると思います。この4桁の数字はメモリの速度を表しており、これも早い方がサクサク動いてくれますが、例よってCPUの対応できるものが決まっています。このCPUの場合は最大3200MHzですね。それから、32GBのメモリを1枚挿すよりも16GBのメモリを2枚挿す方がアクセスが早いとされています。道が2本あるのでまぁそうっちゃそうなんですが。

Ryzen5 5600Xの仕様(AMD公式サイトより引用)

ということで今回はDDR4-3200 16GBのメモリを2枚、合計32GBとしましょう。

 

待て、長くないか。

思った以上に長くなってきたのでGPUの選定までを書いたら今回はここまでとします。

 

駆け足で行きますよ、続いてはGPUです。

GPUはグラフィックボードと呼ばれるパーツに搭載されており、CPUに代わって出力画像の処理を担当します。割と重い処理をGPUに渡すことでCPUはそれ以外の処理に専念できるというわけですね。ほんまか? GPUも例によって数字が高い方が強いんですが、GPUの有名どころとして2つのメーカーがあります。1つは謎の半導体メーカーNVIDIA 。もう一つはさきほどCPUで名前が上がったAMDです。それぞれCADなどの計算に特化したGPUとゲームなどの画像処理に特化したGPUを出しているんですが、昨今GPUの性能が向上してきているので比較した際に値段ぎゃ安く抑えられがちな後者のGPUでほとんどのことが事足ります。その場合、NVIDIAならばGeForece、AMDならRadeonです。

それぞれの細かい特徴を上げ出すとキリがないので今回は割愛しますが、ゲームをしたり通常のことをする上ではあまり細かいことは気にしなくて問題ないと思います。少し前まではGeForce RTXにはレイトレーシング機能があってRadeonにはなかったと言った差がありますが現在はどちらにもついているのでそこまで大きな差はないのではないでしょか。ちなみにAMDはPS4,5やXboxの中身を作っています。

先ほど目安を決めた際に、VRAMという単語を出しました。これはビデオメモリ、つまりGPUが使えるグラフィックボード上にあるメモリのことを指します。VRAMが大きいほどやはりCPUと同じくGPUも処理がスムーズにできることになります。少し前まではGPU性能はGeForceが、VRAMはRadeonが多いといった傾向がありましたが最近はそここまで差はないように思います。僕はRadeonユーザーなのですが、Radeonの方がドライバソフトが使いやすいように思います。

PremiereはVRAMが4GB以上、ということですので今回載せているGPUは全て問題ありません。しかしRAM性能やGPU性能は動画編集やその他の重い処理をするソフトを使う上で快適性を非常に左右するため、余裕を持たせておいた方が良いでしょう。ということで今回はRX6600XTにしておきます。

 

長くなってきたのでひとまず

さて、ここまでPCを組む上で必要となるパーツ選びについて書いてきました。PCはこのほかにもこのパーツを載せるマザーボードと呼ばれる基板やデータを保存するストレージ、CPUを冷やすCPUクーラー、電源、そしてCPUケースと言った部品を集めて初めて組むことができます。それらについてはここに書いた3つよりは選考が簡単ですが今回は記事が長くなってしまったのでここでひとまずおやすみ、僕の余裕がある時に続きを書こうと思います。津山高専の人などでPCを組んでみたい!という人がいればぜひ僕に声をかけてください。相談に乗りますよ。僕は北館4階の端末サーバー室にあるシステム研究部にいます。

 

明日は2周目のArataくんです。無理をさせてすまん

線を引くだけ

この記事は、SYSKEN Advent Calendar 2021の2日目1日目の記事です。

 

こんばんは、部長です。ポケモン厳選にいそしんでいたためAdvent Calenderに取り掛かるのが遅くなってしまったことをお詫びします。

さて、今回の記事はIllustratorで線を引くだけのものです。

Illustrator(以下Aiと表記)は皆さんご存じAdobeが開発・提供しているデザインソフトです。AiはPhotoshopなどの色のついた点の集合を扱うものとは違い、ベクターデータを扱うソフトです。ベクターデータ、つまり線のデータを扱うため後から拡大縮小しても崩れにくいというのが特徴です。

Aiはベクターデータを扱うと言いました。つまり、線のデータが無いところに突然物を生やす、といった行為はできません。なにを表現するにもかならず線を引く必要があります。そのことを踏まえてデザインを構築していきましょう。

 

1.線を引く

線を引くにもいきなりフリーハンドで作っていくことはハードルが高いですし、整ったものを作るのは困難だと思います。そこで、Aiの「ペンツール」を使って線を引いていきます。このペンツールはクリックした場所を経由して折れ線を引いてくれます。始まりと終わりの2点だけを指定すれば1本の直線を引けますね。

ペンツールでひたすら線を引いていくことでもデザインはできていきますが、それでは昨今流行の正円や正方形をベースとしたデザインはかなりめんどくさいものになりますね。そこで、「長方形ツール」や「楕円ツール」を使用していきます。

これらのツールを使えばすべての角が直角な長方形や綺麗な円を使って様々なデザインを作れますね。Shiftキーを押しながら使えば正方形や正円だって綺麗に作れます。

2.色を付ける

先ほどAiは線のデータを扱うと言いました。ですが線だけでデザインを作るのはいささかハードルが高すぎます。そこで、先ほど引いた線の中の色を決めればどうでしょうか。だいぶ印象が変わりましたね。

ざっくり言うとAiは線がどこにあるか、そして線が何色か、線の内側は何色か、の3つがカギになります。というかすべてこれでできているといっても過言ではないでしょう。この3つをいじっていくだけでほとんどの形が作れます。

さて、結局はこの2つだけわかっていれば基本的には問題ないのですが、さすがにこれだけではいささか不便です。ここからはこれらを念頭に置いていろんな形を作るうえであると便利なことを並べていきます。

 

組み合わせる

基本的には1に描いた「ペンツール」と「長方形ツール」、「楕円ツール」をメインに作っていきます。では例えばNintendo SwitchのイラストをAiで作ろうと思うとどうすればいいでしょうか。

Switchを単純な図形に置き換えて考えてみましょう。画面がある本体の形は長方形です。その横についているJoy-conも長方形ですね。正面から見てしまえばSwitchは大小3つの長方形が並んでいますね。ということでまずは大きな長方形を真ん中にその左右に小さい長方形を置いてみましょうか。

うん、だいぶSwitchぽいですね。そんなことないですか?

では左右の長方形の外側の角を丸めてみましょうか。Shiftキーを押しながら選択をすると複数選択ができます。その状態でCtrl(Macならcommand)キーを押すと四角形の角に丸い印が出ますね。そのCtrlを押した状態でSthitを押して、その状態で丸めたい角を選択します。丸めたい角にある丸い印が青くなっていればその状態で丸めたいだけ内側にその印をドラッグします。

こうすればほら、だいぶSwitchっぽいんじゃないですか? え、まだダメ? じゃあ今度はジョイスティックと各種ボタンを足していきましょうか。

今度はもっと簡単です。長方形ツールでそれぞれにちょうど合ったサイズの円を足していきます。この時に作るのはジョイスティック用の丸が1つとボタン用の丸が1つだけです。それがつくれたらAltキーを押しながらドラッグしてみてください。複製できましたね。複数の同じサイズのものを置く場合、1つを複製した方がきれいに作れるのでこれを使って他のパーツも作っていきます。

かなりSwitchに見えてきましたね。それぞれの中に色を付ければSwitchだとわかるのではないでしょうか。

 

Illustratorでデザインをするうえで重要になるのは組み合わせて形を作っていくことです。そのほかにも面白い機能はいろいろあるのでまずは触ってみてください!

 

余談ですが、今回Advent Calenderの参加者が少ないので1日おきに記事を出します。1日目を僕がしくじったので次は明日、3日です。