この記事は,SYSKEN Advent Calendar2018の8日目の記事です。
みなさんこんにちは,ぐらたんです。
私がArch Linuxを使う理由についてです。一応言っておくと私はArch Linux過激派ではないです。各々好きなOSを使えばいいと思ってます。安心してください。
なぜこの記事を書いているか
当初はマルチブートチャレンジという題でWindowsとLinuxディストリビューションの超多重インストールをしてその報告書を書く予定でした。が,準備が間に合わなかったので内容を1ギガバイトを超えるDockerコンテナの容量を削減した話を書いていたのですが,そのでかいコンテナの再現ができなかったのでまた内容を変更してこの記事を書いています。今回書けなかったこのネタについてはまたいつか書きます。(前者についてはコンフェスのプレゼンに使うかも)
私がArch Linuxを知った経緯
二年ほど前,UbuntuやらZorin OSやら10~20種のディストリビューションをDistroWatchで見た目重視で探し,ダウンロードしては仮想環境にインストールしてコレクションにするということを繰り返していました。そのとき出会ったApricity OSというArch Linuxベースのディストリビューションが特にきれいな見た目をしたので,Apricity OSばかりを触るようになりました。公式サイトを眺めているとどうやらArch Linuxというディストリビューションをもとにして開発をしているようでした。これが私とArch Linuxの出会いです。
Ubuntuも使っていました
Apricity OSは見た目がきれいで普段遣いにも良かったのですが,共同開発でLinuxを使うとなるとUbuntuばかりで私もUbuntuやLinux Mintを使うことになりました。で,Ubuntu系(apt系)を開発でつかっていると特定のパッケージのバージョンが古かったり,ほしいと思ったパッケージがなくてppaを追加することになったり,見つけたかと思えばppaが更新されていなかったりという問題に遭遇しました。解決策としてLinuxbrewを一時期利用することにしたのですが,パッケージが比較的新しくパッケージが古すぎるという問題は解決したもののパッケージマネージャが複数存在することの気持ち悪さと管理の面倒臭さからUbuntu系の利用が嫌になってしまいました。
安住の地を求めて
つらくなった私は昔使っていたApricity OSの存在を思い出し公式サイトに行ってみたのですが閉鎖されていました。どうやらApricityプロジェクトが終了してしまったようです。そこでApricity OSがベースにしていたArch Linuxをインストールすることを考えたのですがCUIでのインストールが面倒くさかったので断念し,派生のAntergosを使うことにしました。
😭https://apricity-os.github.io/😭
いざ使い始めるとパッケージは公式がリリースしてから2週間ほどでArch Linuxのパッケージリポジトリに落ちてくるため古すぎて困ることはなく,公式リポジトリになくても山のようにパッケージがあるAURからインストールできたりと非常に使い勝手がよかったです。AURにあるのはパッケージングされたものではなくパッケージのビルドのためのファイルであるため,ビルドは手元で行いできたパッケージをpacmanでインストールします。そのためパッケージによっては更新に時間がかかることがあるのですが,私は別にパッケージの更新に20分かかろうが気にはしないのでそこは大丈夫でした。
最新版が絶えず降り注ぐことによるシステムの不安定さというのは前から見かけていましたが,今までに手元の環境がそれで崩壊したことはPython3.7系が来たとき以外にはないです。私がよく見かけるプロとはかけ離れたLinuxの運用をしているだけなのかもしれませんが個人的に不安定さは感じられないです。
まとめ
ここまで長々と書いてきましたが,私がArch Linux系のディストリビューションを使う理由はパッケージマネージャーがpacmanであることと,そこにほぼ最新のパッケージが登録されるという2つだけです。これ以外にはないです。
最後に
初めてポエム記事を書いてみたのですが結構難しいものですね。今までの記事より書くのに時間がかかりました。
明日から空いたところ無理やり3年生で埋めた序盤が終わり,いろいろな人が記事を書くようになってきます。明日の1年生くんはどんな記事を書いてくれるのでしょうか,楽しみです。
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