「効率化」を考える

この記事は SYSKEN Advent Calendar 2017 14日目の記事です。

こんにちは、るっちです。今朝はみぞれが含有した雪が降り、突き刺さるような冷たさが襲い掛かりましたが、皆様お元気でしょうか。
今回は、あまり技術的な話と関係ないかもしれませんが、「高効率化」(以下、効率化)について一考察してみたいと思います。

そもそも効率って?

効率という言葉は、以下のような意味があります。

1 機械などの、仕事量と消費されたエネルギーとの比率。「効率のよい機械」「熱効率」
2 使った労力に対する、得られた成果の割合。「効率のよい投資」

デジタル大辞泉(小学館)

どちらも似たような意味に思えるかもしれませんね。今回は「使った労力に対する、得られた成果の割合」について考えます。ちなみに、効率化という言葉は本来間違いとも言えます(「効率」は「効率の良し悪し」の意味を含まない)が、いちいち高効率化と表記するのも面倒ですし、効率化という言葉が浸透してしまったので、今回は効率化という表記を使わせていただきます。

効率化のための考え方

ここからは、私自身の主観・体験に基づいて話を進めるため、一般的な考え方と大きく相違する可能性が十分あります。このことに注意してお読みくださると幸いです。
効率化を図るために、まず「何のコストを基準に効率を考えるか」が重要になります。時間・費用・移動量・消費エネルギー量など、様々なコストが考えられます。その中で、自分はどのコストを削減したいかを選びましょう。とは書いてみましたが、正直なところ日常的な範囲ならそこまで深く考えなくてもよいです。それは、効率化が上手くできなかったところで、重大な失敗には陥らないからです。なので、気軽に適当に大胆に考えちゃっても構いません。
さて、ここまで読まれた方で、こう思った方もいらっしゃるかもしれません。「効率化って難しくない?」

ご安心ください。効率化は、今からでも始められます。

身近に潜む効率化

たとえば、今、あなたは時間を無駄にしたくないと考えているとします。そのとき、「この記事を読むために必要な時間」と「その時間で得られる知見など」を天秤にかけてください。(この「天秤にかける」という考え方は、様々な場面で生かすことができるので、常日頃から考えてみるといいかもしれません。)

この際、あなたは2つの結論が出たと思います。1つは「この記事は(面白くない/価値がないetc.)から時間が無駄である」、もう1つは「この記事は(意味があるかもしれない/読む価値があるかもしれないetc.)から時間は無駄ではない」だと考えられます。違ったらすみません。さて、この結論が出たあなたは、2つの行動を取ることができます。前者であればブラウザバックして時間を有用に使う、後者ならこのまま記事を読み続け、消費時間と同等以上の価値を得ることが可能です。どちらかの行動を取るだけで、あなたは効率化に成功しています。ここで重要なのが、物事を前向きにとらえることです。たとえば、後者を選び最後まで読んだものの、期待に反し無意味な記事だったとします(事実、無意味です)。この場合、「今回の出来事を基に、次からはこの人の記事を読まない」などの対策を考え、次回以降に生かすことができます。よって、間違った選択をしても、それを完全に失敗とは言い切ることはできません

なんだか話が逸れてきた気がしてきましたので、戻します。
先ほど以外の例として、「移動経路の短縮」があります。道を歩いている際に、歩行距離を短縮しようとします。ただし、この道に右側歩行の概念はないものとし、歩行速度は80[m/min]とします。この時、最短距離を進むにはどのように歩行するべきでしょうか。答えは簡単、単純にインを突けばよいのです。

ならば、自転車など、そこそこの速さで走行している際に、最短経路を進むにはどうすればよいのでしょうか?この場合、単純にインを突く方法は不可能となります。なぜなら、「車は急に曲がれない」からです。普通にインを突くと、その後に外側に膨らんだ進路となってしまいます。ならどうすればよいのでしょうか。その答えは、「アウトインアウト」です。

図を描くのが下手なため、伝わりづらいとは思いますが、最初にインを突いた左側より、アウトインアウトを採用した右側の方がスムーズに曲がっているのがわかる…と嬉しいです。わからない場合は、レース(ゲーム)のプロフェッショナルな動画を、コーナーを曲がる際の動きに注目しながらご覧ください。このように、ただの移動距離短縮でも意外と奥深かったりします。

効率化の利点

効率化はいいぞ。なぜなら、無駄を省けるからだ。

歩きスマホは効率がいいのか?

結論から言いますと、私はそんなに効率は良くないと思います。確かに、「歩く」と「スマホでやることをやる」が両立できるのは一見便利です。ですが、よく考えてください。歩きスマホって、スマホで起きている事象を把握しつつ、いちいち前を確認しながら、歩行しないといけないじゃないですか。これだと、スマホの作業は滞り、歩行スピードは落ち、ついでに前方不注意の危険性も生まれます。そのため、私はまず「歩行」を終わらせ、その後に「スマホ」で作業をすることを心がけています。ただ、スマホの作業は待機時間も生まれると思います。それを考慮した「私が考案した最強の効率厨歩きスマホ」は以下の通りとなります。なお、本記事は歩きスマホを推奨・助長するものではありません。むしろ、絶対にしてはいけません。

  1. スマホで作業する(歩行停止中)
  2. スマホで待機時間が生まれたら、その待機時間を予測する
  3. 歩行を開始する
  4. 2で予測した時間が経過したら、スマホをチラ見する
  5. 作業再開可能になったら1,待機中なら2に戻る

まとめ

私が効率厨であることもあり、今回この記事を書くに至りました。何気なく過ごしている日常や、プロジェクト進行などの中でも、ぜひとも効率を考えた行動をしてみてはいかがでしょうか?いつかあなたの生活から、無駄が消えることを祈って、今回はこのあたりでおしまいです。ありがとうございました。

明日の SYSKEN Advent Calendar 2017 15日目は縣さんがお届けします。お楽しみにお待ちください!

 

追記

アイキャッチ画像に重大なミスがありました。このアイキャッチ画像、9つの枠を効率よく通る経路を示していたのですが・・・

旧画像

これだと、右上から真ん中左にわざわざ戻ってしまい、効率が悪いです。そこで、修正した画像が以下のようになります。

新画像

こうすることで、余計な経路を省くことができますね。その差は一目瞭然です。このような失敗に気づくことができず、一効率厨として恥ずかしい醜態をさらす結果となってしまいました。本当に申し訳ございません。それと、途中でフォントが変わっているのは気にしないでくださると幸いです。

それでは、今度こそおしまいです。ありがとうございました。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください